韓国・日本・英語圏で誤解される絵文字15個
同じ絵文字でも、韓国・日本・英語圏でまったく違って読まれることがあります。誤解されやすい15個の読まれ方と、誤解を避けるための安全な代わりの絵文字を整理しました。
絵文字はよく「世界共通語」と呼ばれますが、実際には、国ごとに方言があります。Unicodeが決めたのは、絵文字の名前と番号だけで、その絵文字をどんな気持ちで読むかは、それぞれの文化と世代が決めます。
海外の友だちとメッセージをやりとりしたり、海外の取引先と仕事をしたりするとき、なにげなく送った絵文字がまったく違う意味で伝わることは、思ったよりよくあります。この記事では、日本・韓国・英語圏で、とくに違って読まれる絵文字を15個選んで、どこでどう違うのかと、代わりに使える安全な絵文字を、あわせて整理しました。
手の絵文字:🙏 👌 👍 🤙
手の絵文字は、文化ごとに手ぶりの意味が違うので、いちばん誤解が生まれやすい分野です。
🙏 合わせた手
日本と韓国では、「お願い」「ごめんね」「ありがとう」を幅広く表します。日本では、とくに「お願い」の感じが強いです。いっぽう英語圏では、「祈り」や「どうか」、あるいは感謝の表現として主に読まれ、ふたりが手のひらを合わせるハイファイブと見る人もいます。謝る気持ちで送ったのに、相手に「祈ってるよ」と受け取られることがあります。
👌 オーケーサイン
韓国と英語圏では、「いいね」「完璧」という意味で通じます。ところが日本では、この手の形が「お金」を表す手ぶりとしても使われるので、文脈によっては、お金の話のように読まれることがあります。ブラジルなど一部の国では、失礼な手ぶりとして受け取られることもあり、英語圏の一部のネット上では、ヘイト団体のシンボルとして使われたこともあるので、公式な場では気をつけたほうがよいでしょう。
- 安全な代わり:✅や「いいですね」という文。
👍 親指を立てる手
伝統的には、「いいね」「わかった」という前向きな意味です。韓国でも、上の世代との会話では無難に使われます。しかし、英語圏の若い世代の間では、👍だけをぽんと送ると、「会話終了」「わかったからもういい」のように、冷たく無関心な返事として読まれるという話がよくあります。中東や西アフリカの一部では、親指を立てる手ぶりそのものが、失礼な意味として受け取られることもあります。
- 安全な代わり:👍の前に「いいですね!」のような短い文をつけると、冷たい感じが大きく減ります。
🤙 電話して手
Unicodeでの名前は「電話して(call me hand)」ですが、英語圏、とくにハワイやサーフィンの文化では、「シャカ(shaka)」、つまり「のんびりいこう」「いいね、かっこいい」というあいさつとして、より多く使われます。日本や韓国では、この文化になじみがないので、文字どおり「電話して」という意味だけで受け取る人が多いです。
顔の絵文字:😤 🙂 🥹 🫠 😇 🤗 🙃
顔の絵文字は、表情が似て見えても、文化ごとに違って解釈されることが多くあります。
😤 鼻から息を出す顔
この絵文字は、もともと日本の絵文字から受け継がれたもので、日本では、「得意げ」「やりとげた」「ドヤ顔」の意味が強いです。いっぽう、韓国と英語圏では、たいてい「怒っている」「ふんふん言っている」と読みます。海外の友だちが「合格した😤」と送ってきたなら、怒っているのではなく、誇らしいという意味の可能性があります。
🙂 ほほえんだ顔
名前どおりなら、いちばん無難な笑顔に見えますが、実際には、もっとも誤解が多い絵文字のひとつです。英語圏や、韓国の若い世代の間では、「笑ってはいるけれど、内心は不快」「作り笑い」「皮肉な笑い」として読まれることがよくあります。いっぽう、上の世代は、純粋に親切な笑顔として使います。
🥹 涙をこらえる顔
日本と韓国では、「感動した」「かわいすぎる」「ありがたくて胸がいっぱい」という前向きな意味で、よく使われます。しかし、この絵文字をはじめて見る人、とくに絵文字になじみのない世代は、「悲しい」「泣く寸前」と受け取ることもあります。機種のデザインによっては、表情がもっと悲しく見える場合もあります。
🫠 溶ける顔
英語圏では、「恥ずかしくて溶けてしまいたい」「もうあきらめた」という意味が強く、日本と韓国では、「暑くて溶ける」「うれしすぎて溶ける」など、より多様に使われます。同じ🫠を、一方は恥ずかしさ、もう一方は幸せと読むことがあります。比較的最近追加された絵文字なので、古い機種では、四角い枠に見えることもあります。
😇 天使の顔
日本のネットでは、「終わった」「昇天した」、つまり、あきらめたり、だめだったりしたという意味で、よく使われます。いっぽう、韓国と英語圏では、「いい子ぶる」「私は潔白だよ」という冗談っぽい意味が一般的です。日本の友だちが「試験終わった😇」と送ってきたなら、よくできたという意味ではなく、だめだったという意味の可能性が高いです。
🤗 ハグする顔
Unicodeでの名前は「ハグする顔」ですが、多くのデザインで、両手を広げた形なので、「じゃーん!」「わくわく」、さらには「ジャズハンド」のように見えることもあります。慰めようと送った🤗を、相手が、わくわくしているという意味で受け取ることがあります。
- 安全な代わり:慰めやハグには、🫂(抱き合う人たち)のほうがずっとはっきりしています。
🙃 逆さまの顔
英語圏では、「あきれた」「大丈夫なふりをしているけれど大丈夫じゃない」という、皮肉や嫌みの象徴のように使われます。日本や韓国では、ただのいたずらっぽい笑いとして、軽く使うことが多いので、英語圏の友だちに送ると、思ったよりも冷ややかに読まれることがあります。
ものやその他の絵文字:💀 🍑 🙇 🎉
💀 ドクロ
伝統的には、死、危険、毒を表します。ところが、英語圏の若い世代や、韓国の10〜20代の間では、「笑い死ぬ」という意味でもっとも多く使われます。この事情を知らない人が受け取ると、不吉な、あるいは失礼なメッセージと誤解することがあります。
- 安全な代わり:上の世代や、はじめて話す人には、😂や「w」。
🍑 桃
日本と韓国では、ただの果物か、かわいく甘いイメージです。しかし、英語圏では、お尻を表す性的な隠語として、とても広く使われます。そのため、「桃の季節だ🍑」のような、何の意味もない一文が、英語圏の友だちには、まったく違う意味で読まれ、からかいの種になったり、気まずい状況になったりすることがあります。🍆(なす)も、同じ理由で、英語圏では注意が必要です。
🙇 深く頭を下げる人
日本では、深いお詫びや丁寧なお願いを表す、とても重い絵文字です。韓国でも、謝罪の意味で通じますが、日本ほど重くはありません。英語圏では、この動作そのものがなじみのないものなので、何を表しているのかすぐにわからなかったり、うつぶせになっている姿としか見えなかったりする場合があります。
- 安全な代わり:英語圏の相手には、「I’m sorry」を文で。
🎉 クラッカー
お祝いの意味はどこでも同じですが、形についての認識が違います。日本では、「クラッカー」とすぐにわかりますが、パーティー用のクラッカーの文化になじみが薄い場所では、デザインによって、アイスクリームのコーンやラッパに見えるという人もいます。意味は同じでも、絵が何なのか、まぎらわしいことがある絵文字です。
誤解を避けるための3つのコツ
絵文字の誤解は、たいてい、絵文字だけを送って文を省略したときに起こります。次の3つを守るだけでも、ほとんどの誤解を避けられます。
- 大事な意味は先に文で書き、絵文字は雰囲気を足す用途だけにつけます。
- 相手がよく使う絵文字を観察して、その習慣に合わせます。相手が💀で笑うなら💀が安全で、😊を使うなら😊が安全です。
- はじめて話す外国の人や、仕事の相手には、表情がはっきりした基本の絵文字(😊 😂 😢 🎉)だけを使います。
- 😊🙌どの国でも無難な感謝とうれしい気持ち
- 🎉🎊誤解のないお祝い
- ✅確認したことをいちばんはっきり伝える
最終確認 2026-10-21