🤗は、笑った顔の両わきから、両手が前に広げられている絵文字です。2015年のUnicode 8.0に「hugging face(ハグしている顔)」という名前で入り、日本語名の「ハグ」もそこから来ています。現在の英語の正式名は「smiling face with open hands(両手を広げて笑う顔)」に変わりましたが、いまでも多くの人が「ハグの絵文字」と呼びます。AI・オープンソースの会社Hugging Faceの名前とロゴも、この絵文字が元になっています。
こう使う
- なぐさめ:「たいへんな一日だったね。ぎゅー🤗」
- 歓迎:「いらっしゃい、待ってたよ🤗」
- 久しぶりの再会:「わー、ほんとに久しぶり🤗」
- 応援:「きっとうまくいくよ、よしよし🤗」
- 「じゃーん!」の気分:「プレゼント用意したよ🤗」
実際に二人が抱き合う姿を描いた🫂(抱き合う人)も別にあるので、つらい状況ではそちらのほうが重みがあります。🤗は顔が先に出ているため、「心を開いてあなたを迎えます」という表情に近いです。🥰(ハートに囲まれた笑顔)が愛情なら、🤗はあたたかい歓迎です。
日本・韓国・英語圏の違い
日本では、ハグは日常のあいさつではないので、「ハグ」という言葉は外来語のような響きで受け取られます。「ぎゅー🤗」「ぎゅっ🤗」など、擬音語といっしょに使われることが多く、恋人やファンの「抱きしめたい」「応援してる」といった気持ちを軽く伝える場面でよく見かけます。職場のやりとりではあまり使いません。「じゃーん」と手を広げて喜ぶ顔として使う人もいます。
韓国でも、ハグは普段のあいさつではないので、「本当に抱きしめる」というより「心で抱きしめる」、つまり「토닥토닥(よしよし)」に近い意味で読まれます。悩みを打ち明けた友だちに「힘내🤗」と送ったり、後輩を迎えたりするときに自然に使えます。
英語圏では、いちばん素直に「hugs」の意味です。「Sending hugs 🤗」「Welcome back 🤗」といったなぐさめや歓迎が定番で、家族や友だちのあいだでは何も気にせず使えます。両手が横に広がっているため、「ta-da」やジャズハンズ(jazz hands)の陽気な気分、ときには肩をすくめる仕草として読む人もいます。
誤解されやすい点
- 手を広げた形が「さあ、わからない」という肩すくめ(🤷)や「じゃーん」に見えることがあります。なぐさめたいなら、言葉ではっきり書きましょう。
- あまり親しくない異性に何度も送ると、体の距離を縮めたいサインに受け取られることがあります。
- 深い悲しみや喪失を前にすると、軽く見える場合があります。親しい間柄でなければ、まず心のこもった言葉を送るほうが適切です。
- 🤭(口に手を当てた顔)とは別です。🤭は手が口にあり、🤗は手が体の外側に広がっています。
プラットフォームによるデザインの違い
どのプラットフォームも、黄色い笑顔の両わきに広げた二つの手を置く構成です。違いは手の大きさや角度、指の描き方です。Appleは顔と手のバランスがよく、手が顔のそばで大きく開きます。Google(Noto)は単純でやわらかい描き方です。MicrosoftのFluentは立体的で、Samsungも大きくは似ています。手がどのくらい前に出ているかで、「ハグ」と「じゃーん」のあいだの印象が少しずつ変わります。