🙄は、黒目を上へ向け、口をまっすぐ閉じた顔です。日本語では「上を見る顔」という、ごく中立的な名前で呼ばれます。英語圏には人が呆れたときに目をぐるっと回す「eye roll」という身ぶりがあり、それを絵にしたもので、2015年のUnicode 8.0で追加されました。日本の携帯電話の絵文字から来たものではないので、使う人はそれほど多くありません。気持ちとしては怒りよりも「また始まった」「話にならない」といううんざり感です。
こう使う
- あきれたとき:「その話、またするの?🙄」
- 軽い皮肉:「はいはい、さすがですね🙄」
- 友だち同士のからかい:「また遅刻?いつものことだね🙄」
- 面倒なとき:「月曜の朝イチ会議かあ🙄」
- ばかばかしいニュースへの反応:記事のリンクに一言そえるように
😒(ジト目の顔)は横目で不満をあらわし、🙄は目を上に向けて「相手にしたくない」という距離を取ります。😑(無表情の顔)は感情を消した顔です。🤔(考える顔)は目の向きが似て見えますが、意味は正反対で、🤔はまだ結論を出していません。
日本・韓国・英語圏の違い
日本では、🙄はもともと日本の携帯電話の絵文字にあったものではないため、他の顔の絵文字ほど定着していません。「やれやれ」「はいはい」「うんざり」といった雰囲気で読めますが、英語圏ほど強い皮肉としては受け取らない人が多く、ただ上を見上げているだけ、あるいは考えごとをしている顔と取る人もいます。目を回して見せる身ぶり自体が日常ではあまり一般的ではないためです。
韓国では、目上の人に目をぐるりと回したり睨んだりする行為がとても失礼なので、絵文字も相手との関係がはっきりしているときだけ使います。「아 네 네🙄」「하…🙄」のようにため息や皮肉まじりの敬語と合わせることが多く、謝罪や感謝といった真剣な言葉には合いません。
英語圏では、十代から大人まで広く使われる定番の皮肉の絵文字です。「Sure, because that worked so well last time 🙄」「Mondays 🙄」のように、いら立ち、疲れ、あてこすりをまとめて表します。親子や友だちのあいだで目を回すのはよくある光景なので、冗談としても読まれやすいです。
誤解されやすい点
- 上司、取引先、目上の人に送ると、意図に関係なく軽蔑として受け取られます。仕事の会話では避けてください。
- 文字がなく🙄だけだと、相手は何にあきれているのか分からず、自分に向けられたものと誤解しがちです。対象を言葉で書きましょう。
- 日本語で絵文字を使う習慣の相手には、皮肉が伝わらなかったり、「考え中」と読まれたりすることがあります。
- 😏(にやけ顔)とは違います。😏はいたずらっぽい得意げな顔で、🙄は疲れたいら立ちです。
プラットフォームによるデザインの違い
どのプラットフォームも黒目を上へ向けた顔を描きますが、眉の表現、口の形、黒目がどれくらい上がっているかが違い、印象が少し変わります。Appleは白目が大きく見えて、乾いたそっけない雰囲気です。Google(Noto)は全体に丸みがあってやわらかく見えます。MicrosoftのFluentは立体感のせいで、表情が少し抜け目なく見えることがあり、Samsungも基本の発想は同じです。デザインによって冗談に近く見えるものと、冷ややかに見えるものがあるので、相手の端末でどう見えるかも頭に入れておくとよいでしょう。