😩は眉をしかめ、目をぎゅっと閉じて、口を大きく開けてうめいているような顔です。Unicodeの初期の表情セットに入っていた絵文字で、英語名の「weary(疲れ果てた)」が示すとおり、基本の意味は疲労と挫折です。日本語の公式名は「あきらめ」で、こちらは一歩進んで「もう手を上げた」ニュアンスが入っています。😫(苦しむ顔)と形がほとんど同じで、プラットフォームによっては見分けがつかないほどですが、慣習的に😩が「ため息まじりの愚痴」、😫が「より激しい苦悶」と使い分けられます。英語圏ではここに「良すぎてつらい」という正反対の誇張が加わり、意味の幅が広がりました。
こう使う
- 疲労:「残業3日目😩」
- うんざり:「また月曜日😩」
- 愚痴:「課題が終わらない😩」
- 切実な願望:「旅行行きたい😩」
- 良すぎて悶える(英語圏式):「このケーキやばい😩」
😫は目をもっと強く閉じていて「耐えられない」感じが強く、😣(我慢する顔)は口を閉じて耐える側です。😤(鼻息を吹く顔)が「怒ってフンッ」なら、😩は怒りより「力が抜ける」に近いです。😮💨(息を吐く顔)は同じ疲れでもずっと落ち着いています。
日本・韓国・英語圏の違い
日本では「あきらめ」の名前のとおり、「もうだめだ」「無理」「疲れた」と白旗を上げる感じで使います。ため息というより観念に近く、仕事の話や試験の話によく付きます。😫と合わせて「もう無理セット」のように扱われ、どちらを使っても受け取り方はほぼ同じです。英語圏式の「良すぎて😩」はまだ珍しく、おいしい料理の写真に付けると「まずかったの?」と聞き返されることがあります。
韓国では「아 진짜(まじで)」「하…(はぁ)」「죽겠다(死にそう)」といった愚痴の後ろに付く疲労の絵文字です。会社員のコミュニティや友だちのグループチャットで、月曜病、残業、試験期間の話題に常連として登場します。「ㅠㅠ」と一緒だと甘えた愚痴、単独だと本当に疲れている印象になります。
英語圏では使い方が二手に分かれます。ひとつは「ugh」「I can’t」「so done」と一緒に使う素直な疲れと不満。もうひとつは2010年代半ばにTwitterで広まった、「良すぎてつらい」という使い方です。かっこいい俳優の写真や完璧なパスタの写真に😩を付けて「これ見て崩れ落ちた」と大げさに悶える表現で、うめき顔がちょうどはまったために定着しました。その延長で性的な含みを持たせることもあり、よく知らない人の自撮りに😩を付けると疲れではなく口説きと読まれがちです。
誤解されやすい点
- 😩と😫は読む側にとっては事実上同じです。送る側がどう使い分けても、どちらも「つらい」としか伝わりません。
- 英語圏で人の写真に😩を付けるのは称賛ですが、口説きにも読まれます。親しくない人の写真には避けるのが安全です。
- 仕事のチャットで上司の依頼に😩で返すと、あからさまな不満表明になります。大変なことは言葉で丁寧に書きましょう。
- 「良すぎて😩」の意味は日本や韓国の読者には伝わらない可能性が高いです。😍や🤤のほうがはっきりします。
プラットフォームによるデザインの違い
Appleは眉が深くしかめられ、口が大きく開いていて、うめき声が聞こえてきそうな表情です。英語圏の悶える用法はこのデザインを土台に広まりました。Google(Noto)は目が下向きの曲線で、疲れというより「しょんぼり」に近く見えます。MicrosoftのFluentは立体的な顔に大きく開いた口で、苦しさがはっきりしています。Samsungは涙がにじむような表現が入っていた時期があり、😢寄りに読まれることもあります。プラットフォームによっては😫との違いが眉の角度程度しかないので、相手の端末で2つが入れ替わって見えても不思議ではありません。