👊は、拳が画面の正面、つまり見る人に向かって突き出された形です。英語名は「oncoming fist(向かってくる拳)」で、日本語では「グー」と呼ばれます。日本の携帯電話の絵文字から2010年にUnicodeに入りました。仲間への挨拶や励ましにもなれば、けんかの威嚇にもなるため、前後の文で雰囲気が大きく変わります。
こう使う
- 拳での挨拶:「今日もお疲れ様👊」
- 応援:「明日の発表、ファイト👊」
- 決意:「今度こそ最後までやりきる👊」
- 冗談のパンチ:「また約束破ったらこれだからね👊」
- 敬意:「さすが、認めるわ👊」
似た拳もあります。✊(上げた拳)は連帯や抵抗、決意の象徴で、🤜🤛(右向き・左向きの拳)は二人が拳を合わせる形です。👊は「パンチ」と「拳での挨拶」の間にある、いちばん使い道の広い拳です。
日本・韓国・英語圏の違い
日本では「グー」「パンチ」と呼ばれ、じゃんけんのグーを連想する人もいます。「頑張ろう」「よろしく」など、気持ちを奮い立たせる言葉に合わせるほか、マンガのように「ドン!」と一発入れる冗談にも使います。やわらかい挨拶としては「お疲れ様」と一緒に使われることもあります。
韓国では「화이팅」「아자」といった応援の言葉と一緒に使うのが一番多く、スポーツの応援や試験・発表前の励まし、親しい間柄の拳での挨拶として自然です。本当の暴力を意味することはあまりありません。
英語圏では「fist bump(グータッチ)」の意味が大きく、「respect」「cheers」「you got this」のような言葉に添えます。スポーツやトレーニングの投稿では文字どおりのパンチとしても使われ、友人同士の軽い「よくやった」にもよく使われます。文脈なしだと脅しに見えるため、たいてい友好的な文が一緒に付きます。
誤解されやすい点
- 言い争いの最中に👊を送ると、本当の脅しに読まれるおそれがあります。感情的になっているときは避けましょう。
- ✊(上げた拳)とは違います。✊は連帯や抵抗を示す社会的・政治的な象徴としても使われるので、取り違えると意図が変わります。
- 🤜🤛は二つの拳をぶつける挨拶で、👊は一つの拳が正面から来る形です。グータッチを正確に表すなら🤜🤛が合います。
- 子ども向けの文章では暴力的に見えることがあるので、文脈を確かめましょう。
プラットフォームによるデザインの違い
Apple、Google(Noto)、MicrosoftのFluent、Samsungとも、曲げた指の関節が正面に見える拳です。手の角度、関節の描き方、袖口や手首の影の有無はプラットフォームごとに少しずつ違います。関節が目立つ写実的なものもあれば、丸くて漫画っぽいものもあり、同じ絵文字でも端末によって威圧感の強さが変わって見えます。